YMS-15-02-324  GYAN
  ギャン

1年戦争後期、公国軍がMS−06『ZAKUU』にかわる主力MSの開発を行うべく『第2期主力MS開発計画』を発動した際、MS−09『DOM』で知られるZIMMAD社が開発した試作機である。コンペティションではZEONIC社の開発したYMS−14『GELGOOG』に敗れたが、その性能はけっして低いものではなかった。あえて敗因を語るとすれば、それは競合機のYMS−14が優秀すぎる機体であったことであろう。YMS−14はあらゆる戦闘に対応できるのに対し、この機体は白兵戦を主眼に想定したコンセプトに開発されており、ビームライフルを装備できなかった。しかし、ビームサーベルは従来の量産型MSに搭載されているものより高出力のビーム刃を形成可能であり、また、格闘戦においての操作系にも格段の配慮がなされていた。